美容オイルの中でも「神の木」「砂漠の黄金」といった異名を持つのが、アルガニアスピノサ核油、通称アルガンオイルです。
モロッコの草原に生育するアルガンの木の実からわずかしか採取できない希少なこのオイルは、古くからモロッコの人々の肌や髪を守り続けてきました。
今回は、その高い保湿力と抗酸化力で、乾燥や老化のサインに悩む肌を優しくケアしてくれるアルガンオイルの魅力に迫ります。
1. アルガンオイルが「黄金」と呼ばれる理由。
アルガンオイルは、オレイン酸、リノール酸、ビタミンEなど、肌にうれしい美容成分を非常にバランスよく含んでいます。
肌の柔軟性を高める「オレイン酸」
主成分の一つであるオレイン酸は、人間の皮脂にも含まれている成分で、肌へのなじみが非常によくなり、角質層まですーっと浸透し、肌を優しく判断します。
肌のハリをサポートする「リノール酸」
リノール酸は、肌のバリア機能を整える働きがあり、肌の水分蒸発を待ちながら、ふっくらとしたハリ感を与えます。
驚異的な「ビタミンE」含有量
アルガンオイルは、エイジングケアのビタミンと呼ばれるビタミンE(トコフェロール)を、オリーブオイルの2〜3倍も豊富に含まれていると言われています。この高い抗酸化力が、アルガンオイルの美容効果の核となっています。
2.アルガンオイルが肌にもたらす美容効果。
この黄金バランスの成分構成により、アルガンオイルは現代の様々な肌悩みにアプローチします。
①徹底した保湿とバリア機能の強化
肌の油分と水分のバランスを整えながら、肌に薄いベールをかけて水分の一時を守ります。さらりとした主観でありながら高い保湿力を発揮するため、季節を問わず乾燥から肌を守ります。
②ハリ・弾力を育むエイジングケア
豊富なビタミンEによる強力な抗酸化作用が、紫外線などで発生する活性酸素から肌を守り、シワやたるみといった老化のサインの予防をサポートし、ハリのある健やかな肌を見つめます。
③肌の柔軟性とキメを整える
肌なじみが良いため、洗顔後すぐのまっさらな肌に使うと、肌を柔らかくほぐし、その後に使用する化粧水や美容液の角質層への浸透*を助ける「ブースター(導入液)」としても活躍します。
3. アルガンオイルのシンプルな活用術。
アルガンオイルは、顔だけでなく、髪や爪、体の全身ケアに使えるマルチオイルです。
-
洗顔後のブースターとして:洗顔後すぐのまだ水分が残る肌に2〜3滴優しくしましょう、その後はいつものスキンケアをします。
-
クリームの代用/プラス:スキンケアの仕上げに数滴塗布し、水分の蒸発保湿を控えます。乾燥が特に気になる部分には重ね付けがおすすめです。
-
マッサージスペシャル:週に1〜2回、豊富にオイルを顔になじませて軽いマッサージした後、ホットタオルで蒸らすパックを行って、肌の奥*(*角質層まで)から豊かで柔らかになります。
乾燥や肌のごわつき、ハリ不足が気になったら、ぜひ「砂漠の黄金」アルガンオイルの力をお借りしてみてください。その希少な恵みが、あなたの肌をしっとり、もちもちのツヤ肌へと導いてくださいます。
