美容オイルと聞くと、「ベタつく」「ニキビができそう」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
その肌なじみの良さから**「ヴァニシングオイル(消えるオイル)」**とも呼ばれるマカデミア種子油は、特に年齢を重ねた肌や乾燥肌のために、戦う救世主のような存在。
今回は、マカデミア種子油が持つ特別な成分と、その美容効果についてご紹介します。
1.「若さの脂肪酸」パルミン酸トレイが鍵。
マカデミア種子油が他のオイルと一線を画す最大の理由は、**「パルミトレイン酸」**を豊富に含んでいる点にあります。
-
パルミトレイン酸とは?:人間の皮脂に多く含まれている脂肪酸の一種で、特に赤ちゃんの肌や若い肌に多く含まれています。年齢とともに減少していくため、「若さの脂肪酸」とも呼ばれます。
このパルミトレイン酸が豊富に含まれているおかげで、マカデミア種子油はまるで肌が元々持っている皮脂のようにスムーズに肌になじみ、浸透性(*角質層まで)が非常に高い*のが特徴です。
2.マカデミア種子油がもたらす美容効果。
人の皮脂と構造が非常に近いマカデミア種子油は、乾燥や老化のサインに悩む肌に、根本から取り組みます。
①「たっぷり感」の復活
加齢とともに失われるパルミトレイン酸を直接補給することで、肌の柔軟性を高め、硬くなった肌をふっくらと柔らかく整えます。これにより、乾燥による小ジワやゴワつきを目立たなくする効果が期待できます。
②徹底した保湿バリア
同じく皮脂の主要成分であるオレイン酸も約60%含まれており、肌の水分蒸発をしっかりと防ぐ高いエモリエント効果を発揮します。しっとり感を長時間キープし、乾燥による肌荒れを防ぎます。
③ブースター効果でスキンケアを格上げ。
肌なじみが良いだけでなく、肌を柔らかくする効果が高いため、洗顔後すぐの肌に使うと、次に使う化粧水や美容液の角質層への浸透*(*角質層まで)を変えるブースターオイルとしても優れています。
3. マカデミア種子油の活用法。
軽いテクスチャーで、ベタつきが少なく使いやすいマカデミア種子油は、様々なシーンで活躍します。
-
お風呂上がりの全身保湿:肌に水分が残っている状態でボディにマッサージするように塗ると、水分を閉じ込めながら、肌を滑らかに整えます。
-
フェイスマッサージ:伸びがよく滑りが良いため、フェイスラインや首筋のマッサージオイルとしても最適です。血行促進と大事、むくみ対策にも役立ちます。
-
乾燥対策に「ちょい足し」: 普段お使いの乳液やクリームに数滴混ぜて使うと、よりしっとりとした保湿力と肌なじみの良さをアップさせることができます。
年齢とともに「なんか肌がゴワゴワする」「乾燥が気になった」と感じたら、ぜひマカデミア種子油を取り入れてみてください。
