セラムの順番を解説!役割・種類と塗るタイミングを守るべき理由
セラムだけでなく、化粧品はアイテムが多いので、塗るタイミングや順番に迷う方は少なくありません。よくわからないから最低限の化粧水と乳液しか使わないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらでは、セラムを使う順番や塗るタイミングなどについて解説します。使う順番やその理由を知ることで、今までわかりにくかった順番を理解できるかもしれません。サラッとしたものからトロっとしたものの順番で、最後に乳液やクリームと覚えると、化粧品が使いやすくなるはずです。
わかりにくいから使わなかったという方は、ぜひセラムを取り入れてみてください。
目次
セラムの順番を覚える前に知っておくべき役割や種類
化粧水や乳液だけでは何となく物足りないと感じ、セラムの使用を検討している方もいらっしゃるでしょう。セラムを塗る前に、セラムはどのタイミングで使うのか、どのような役割のコスメなのかを知っておくことをおすすめします。
セラムの種類についても理解し、自分の肌が必要とするセラムを選ばなければなりません。こちらでは、セラムの役割や種類についてご説明します。
【セラムの順番は?】セラムの役割
セラムの役割とは、ベーシックなケアで結果が得られない、満足できないときに使うアイテムなので、スペシャルケアを行う化粧品と考えてください。
ベーシックケアとは化粧水と乳液またはクリーム、という肌本来の健康な状態を保つための基本的なお手入れのことをいいます。これらは一般的に基礎化粧品と呼ばれるアイテムです。
セラムは基礎化粧品よりも価格が高めなので、価格に比例して求める期待値が高くなりがちです。そのためか「美容液の必要性がわからない」「こんなに高い理由があるの?」という方もいらっしゃいます。
美容液の必要性とは、どのような効果を求めるのか、現在の肌の状態によって異なるので、一概にはいえません。肌の潤いが保たれている、肌トラブルを抱えていないといった方には、化粧水と乳液だけの基礎的なスキンケアでも良いかもしれません。
しかし、20代後半くらいから水分量が減少し、乾燥が進んでいきます。年齢によって乾燥が気になり、化粧水と乳液だけでは満足できない場合は、セラムをプラスするのがおすすめです。
セラムを使用し始めてから変化を実感できるタイミングは、使用する人それぞれで異なります。セラムを塗ってすぐに肌の変化を感じられることもあれば、何か月もかかる場合もあります。
乾燥で悩む人が保湿のセラムを塗ると、すぐに変化を感じることは珍しくありません。しかし、これからできるシミを防ぐ働きがあるセラムの場合には、すぐに変化を感じることはまず起こらないでしょう。保湿のセラムでも、乾燥がひどい人が使う場合と、しっかりと肌が潤っている人が使うのでは使用感は違うはずです。
目指す肌を手に入れるのも、手に入れた美しさをキープするのも、日々のお手入れにかかっています。せっかくスキンケアをするなら、満足のできる結果を手に入れてください。
【セラムの順番は?】セラムの種類
セラムには様々な種類があります。どのような違いがあるのか、自分の肌にあった選び方がわからないという方もいらっしゃいます。
こちらでは、セラムの主な種類を見ていきましょう。
1.保湿セラム
乾燥肌におすすめのセラムは、保湿用のセラムです。皮膚の角質層ではセラミドなどの働きで水分を保っているのですが、加齢によってセラミドが減少すると角質層の水分が足りなくなってしまい、肌の乾燥が起こります。
化粧水だけの使用では肌の保湿が十分ではないと感じた場合に、保湿用のセラムを使用することでセラミドなどの栄養が補給できます。
2.美白セラム
美白とは、肌の色を白くすることやシミを消すことではなく、これからできるシミ・ソバカスの予防や肌のトーンアップのことをいいます。シミやソバカスを防ぐには、メラニンの生成を抑えることが効果的です。
医薬部外品の美白セラムがおすすめで、メラニンの生成を抑えるための有効成分が配合され、効能が認められています。
3.エイジングケア用セラム
たるみやシワなどが気になり始めたら、年齢を重ねた肌に潤いを与えるエイジングケア用のセラムを使いましょう。たるみやシワは、加齢によって肌の弾力を保つ成分が減少するため、または表情筋の衰えであることはよく知られています。
しかし、それだけではなく、子どもの頃から長年にわたって浴びてきた紫外線やストレスも原因となるのです。原因が何なのかをよく考え、セラムでケアをしましょう。
セラムを使う正しい順番や守るべき理由とは?
セラムはどのタイミングで使えばよいのか、化粧水や乳液と併せて使う際の順番はどのようになっているのかを解説します。
また、なぜ順番どおりに使わなければならないのか、なぜスキンケアにはたくさんのアイテムが必要なのか、理由についても見てみましょう。
セラムを使う順番は化粧水の後
スキンケアとは、化粧水や乳液の他、セラムなどの化粧品を使って、お肌の手入れをすることをいいます。
化粧品には様々なアイテムがあり、順番で迷ってしまうこともあります。特にセラムは使う順番がわからなくなってしまうかもしれませんが、基本的には化粧水の後で使います。
わからなくなった場合には、水分の多いものから油分の多いものという順番で使ってください。テクスチャーでいうと、サラッとしたものからトロっとしたもの、クリーム状のものという順番です。
セラムを使う順番に迷う原因の一つに、ブースター美容液の存在があります。ブースターは、肌を整える役割のある美容液なので、化粧水をつける前に使います。
化粧水に満足していればブースターは必要ないので、ブースターを使わない場合には、化粧水が最初で次にセラムと覚えておきましょう。
セラムを使う順番を守るべき理由
スキンケアの順番には、きちんと理由があります。化粧水やセラム、乳液などにはそれぞれに異なる特性や役割があり、順番を間違えてしまうと本来の発揮するべき効果が現れなくなってしまう可能性があるのです。
こちらでは、化粧水やセラム、乳液など、化粧品それぞれの特性や役割について解説します。
1.化粧水
化粧水は肌に水分を与え、保湿をすることが主な役割です。クレンジングや洗顔の後の肌はデリケートなので、たっぷりの化粧水でしっかりと優しく保湿をしましょう。また化粧水には、その後に塗るセラムの美容成分を肌にとり入れやすくする、導入促進の役割もあります。
化粧水をしっかりと浸透させることは、他のアイテムの効果をより高めることにもつながるので、もったいないと思って少量にとどめてしまうのではなく、しっかりと適量を使ってください。
2.美容液(セラム)
セラムとは、保湿の他に美白やエイジングケアなど、目的に合わせて集中的なケアをするためのアイテムです。ケアの目的に合わせた美容成分が配合されています。化粧水をたっぷりと肌に浸透させた後で、セラムを使用するという使い方が一般的です。
3.乳液
水分と油分がバランスよく配合されている乳液は、油分で肌にフタをすることで化粧水やセラムの蒸発を防ぎます。せっかく化粧水やセラムを使っても、最後にフタをして閉じ込めておかないと蒸発し、肌が乾燥してしまいます。セラムを使わない場合でも、乳液やクリームは必要です。
4.クリーム
クリームも乳液と同じように、化粧水やセラムの蒸発を防ぐフタの役割をするアイテムです。クリームのほうが乳液よりも油分が多く、テクスチャーが固いことが特徴です。
乳液とクリームはスキンケアの最後に使うアイテムなので、必ずどちらかを使うようにしましょう。乳液とクリームはどちらを使えばよいか迷った場合には、使用感で選ぶのもよいでしょう。サッパリとした仕上がりなら乳液、しっとりとした保湿にはクリームがおすすめです。
その他、夏は乳液で冬はクリームを使う、メイクをする朝は乳液で夜はしっかりとクリームを使うという使い分けもよいでしょう。同じメーカーのクリームでも、朝用と夜用と分かれていることや、テクスチャーで軽めやしっとりなど選べる商品もあります。
セラムの正しい順番は化粧水の後が基本!役割をチェックしよう
化粧品には様々なアイテムがあり、どれを使えばいいのかよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。いろいろなアイテムを使えばいいというわけではなく、肌の状態や悩みにあったものを取り入れることが大切です。
順番どおりに使うことが大切なので、わからなくなって使う順番に迷った場合には、テクスチャーが軽いサラッとしたものから使い、もっとも粘度の高いものを最後に使ってください。化粧水やセラム、乳液の役割を知ることで、スキンケアの大切さも知ることができるでしょう。
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